転職体験談

仕事の引継ぎなしで丸投げ&研修もない職場で働くのは無理

仕事の引継ぎなしで丸投げ&研修もない職場で働くのは無理

私は1年半いた会社を辞め、転職しました。

辞めた理由は主に人間関係職場の体制などです。

え、そんな理由で辞めちゃうの?

と思う人もいるかもしれませんが、メンタルがそこまで強くない私には、毎日がツライ日々でした。

この記事を書いた人

S.S(25歳)

広告業界勤務
東京都在住

辞めた理由その1:人間関係のストレス

社内の人間関係がとてもストレスでした。

勤続年数が長い女性の上司がいたのですが、彼女は自分の体調や仕事の忙しさによって、頻繁に感情的になってしまうときがあり、周りはいつも振り回されていました。

上司の機嫌を取るのは日常茶飯事。

機嫌が良い時はそこまで嫌な思いをすることはないのですが、常に課内全員がその人に気を遣って仕事をしている状況が、私にとってはかなりのストレスでした。

辞めた理由その2:増える残業と改善されない業務体制

私が在籍していたのは求人広告会社にて求人原稿を作成する部署だったのですが、営業さんからの無茶振りや、納期の近い仕事を無理矢理ねじ込まれたりすることがしょっちゅうありました。

上司や先輩社員の勝手な判断で、突然自分に仕事がふりかかってくるため、日々の業務調整や作業時間の確保が難しく、残業が増えることがとても多かったです。

残業が増え過ぎると、
なぜ業務時間内に仕事が終わらないのか?
効率化できないのか?
と問い詰められました。

始業前に作業を進めたり、退勤の勤怠を切ってからバレないように作業をしたりなど、業務時間外でも仕事に追われる日々が続きました。

こういった業務量の調整などは、ちゃんと毎回相談するようにと上長から言われていたですが、相談したものの業務が改善されることはなく、どんどんストレスは溜まっていきました。

もしくは相談しても、「調整するので、もう少し我慢して作業時間作ってもらえるか」と言われるばかりで、何も変わりませんでした。

作業の多さに追われて残業時間が増えてしまうと、急いで作業するぶんミスも起こりやすくなってしまうという、悪循環になっていました。

辞めた理由その3:退職者が増え続けるので業務量も増える

ここ一年間は社員やアルバイトさんの退職が多く、課内でも人員不足が続いていました。

ですが面接を担当する人も忙しいため、なかなか面談時間が取れず、新入社員が決まらないという事態が続いていました。

新しく入社する方が決まっても、研修を誰がするのかを決めれず、受け入れ体制が整わないといった理由で、課内のメンバー確保にはとても時間がかかっていました。

そのあいだ、他のメンバーは常に業務量の多さに押しつぶされそうになり、ピリピリした険悪なムードの中で業務をしなければいけない日々が続いていました。

辞めた理由その4:仕事(作業)の引き継ぎ・研修がなく丸投げ

私が1番辛かったのは、作業の引き継ぎや研修がなく、仕事内容を覚えることが大変だったということです。

入社当初は、立ち上げたばかりの課ということもあり、まだ仕事量も少なかったので良かったのですが、業務が舞い込んできて課内の仕事が回りだすと、なにもわからないまま仕事を進めるといったことが多くなりました。

わからないままでも作業できる内容であれば良いのですが、本当に理解できないことがあったので前任者に「教えて欲しい」とお願いすると、「自分で考えて新しいやり方でやってもらって大丈夫なので」、と教えてもらうことすらできなかったときは、さすがにどうしようと考え込んでしまいました。

結局自分で仕事内容について、その案件をお客様からいただいてきた営業さんに確認をとり、一から作業について学び、進めることになりました。

その様子をみて前任者はとてもありがたいと言っていましたが、そういった状況を見ても何も言ってくれない上長にも疑問を感じました。

辞めた理由その5:体調不良でも仕事が引き継げない

他には、私が体調不良で一時長期の休業をお願いした際、少なくとも1ヶ月ほど休みをいただきたいとお願いしたのですが、課内の他のメンバーへの引き継ぎや業務の受け渡しはなく、1週間ごとに納品先に待ってもらっていたのには驚きました。

来週には担当者(私のこと)が出社しますので、納期を伸ばしてもらえますか」と、代わりに他のメンバーが作業するのではなく、「あくまであなた(私)の作業だから」と、体調不良など関係なく作業を行うように言われたのは、とても驚きました。

体調管理ができていない私の不注意や管理不足もありますが、体調不良といった理由でも休むことも許されないのかと、会社の体制に疑問を感じ、私は辞める決意をしました。

転職先は人間関係と職場の体制を重視

私が働いていたような会社は、正直な話そこまで珍しくはないと思います。

そのような環境で力を発揮する人もいるでしょう。

ですが私には無理です。

体調不良のときは周りで協力して支え合い、できるだけ残業をしないような仕組みを作っている会社で働きたいと考えました。

給料も大切ですが、健康で快適に働ける職場のほうが、私には合っていると考えました。

転職サイトを使うと、無料でエージェントと呼ばれる担当者の方がついてくれるので、私の願望を伝えて一緒に転職先を探すところから始めました。

1ヶ月で転職先を見つけ、2ヶ月後には退職した

仕事終わりにエージェントとやり取りをしたり、企業へ面接に行ったりした結果、約1ヶ月で転職先を見つけることができました。

職種はWEBマーケティングを専門におこなっている会社です。

ほぼ私の希望通りの条件が揃っていたので、無事内定をもらえてとても嬉しかったです。

内定をもらってすぐに会社の上司へ退職する意向を伝えたところ、上司はすごく驚いていました。

辞める理由として、

  • 会社の人間関係がつらいこと
  • 会社の体制に不満があること

を正直に伝えたところ、「改善するから辞めないで欲しい」と言われましたが、「辞めるのは無理です」のハッキリ答えました(笑)

上司の言葉ほど信用できないものはありませんから。

このときに、「信頼って大事だなぁ」とすごく思いました。

普段から親身に相談に乗ってくれて、改善するよう努力してもらえていたら、多分私は辞めていなかったと思います。

今の会社は、給料は前職とほぼ変わらずですが、人間関係のストレスもなく、残業も月に5時間ほどなので、とても快適です。

一度ツライ職場を体験したのは、自分にとってイイ経験になったので、ある意味良かったのかもしれません。

今ツライ職場で働いている人にアドバイスするなら、「その職場(仕事)以外にもたくさん働く場所はあるよ」と言いたいですね。

ちなみに私が利用した転職サイト(エージェント)はdodaですが、求人数も多く、担当者のレベルも高いので転職初心者にはすごくオススメだと思います。

この記事を書いた人

S.S(25歳)

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