転職体験談

自分より仕事できないやつの方が給料高い事実に納得できず会社を辞めた体験談

自分より仕事できないやつの方が給料高い事実に納得できず会社を辞めた体験談

私が勤めていた会社は、産業機械を納品している、従業員1,000名ほどの中小企業(機械メーカー)でした。

自分よりも能力が低く、使えないやつのほうが給料が高いという事実に納得できず、退職し別業界へ転職をしました。

この記事を書いた人

W.I(30歳)

元・機械メーカー
東京都在住
現在はWEBマーケティング

会社の業務内容

前職の会社は、主に機械系の設計を担当している部署と、電気系の設計を担当している部署に分かれておりました。

私が所属していた電気設計グループは、設備の制御盤設計からその設備を動かすための

  • プログラム設計
  • 現場での試運転調整業務

といった、設計業務以外の幅広い業務に携わっています。

それら数多くの業務フローを基本的には社内で賄っており、繁忙期にもなれば、一人で複数案件、上記の業務に追われることになり、膨大な仕事量をこなす必要があります。

一方で、機械設計グループにおいては、設計業務は基本的に外部の装置製造メーカに委託しており、自分たちで直接図面を引いたりすることは少なく、自分たちの仕事とすれば、エンドユーザーと装置仕様の打ち合わせや納期の調整と言った管理業務がメインで、仕事量でいえば圧倒的に電気設計グループの方が多いと感じています。

機械設計グループのほうが仕事できないくせに昇給しやすい

機械設計グループの同年代の人たちと自分を比べても、明らかに機械設計にいる人たちの方が設計に関するスキルは低く、正直な話、自分よりも仕事ができる同年代の機械設計グループの社員はいないと感じています。

それなのに、もともと機械の製造を生業として発展してきた会社のためか、機械至上主義な考えがありました。

役員陣含め、上に上がっていくのは決まって機械設計グループ側の人間で、昇給していくスピードが速いのも機械設計グループ側の人間。

自分よりも劣っている人間の方が早く昇給していく制度に不満があり、理解ができませんでした。

また、変に昇格できるもんだから、謎にプライドも高く、自分が正しいと思っているせいか、こちらの意見を聞かない人が非常に多かったです。

子供を相手にしているような気になることが、しばしばありました。

係長補佐になれば年収1000万円になるけど…

係長補佐になれば、年収は1,000万に届きます。

それだけをモチベーションに日々を過ごしていました。

ですが、いっこうに昇格する気配はなく、時間だけが過ぎていきます。

上司は古風な人が多かった

上司世代(50代)はもともと現場でばりばり活躍していて人が多いせいで、頑固で古風な考えを待っている人が多く、現在の多様な働き方を理解しようとしない人が、かなりいるように感じました。

うちの会社(前職の)は、男性でも育児休暇を取ることができることを売りにしており、私自身も子供が生まれたときに育児休暇をもらいました。

ですが、当時の上司も昔ながらの考えが強い人だったので、許可が下りるまでかなり時間がかかり、説得するのに骨が折れました。

後半は、「男で何のために育児休暇を取る必要があるんだ?」と、グチグチ言われながらも、なんとか許可を取りました。

本当は1年ほど育児休暇を取りたかったのですが、結局2ヶ月弱ほどの期間しか取りませんでした。

職場に復帰後の査定で評価が落とされる

育児休暇復帰後は、繁忙期だったこともあり、頑張って仕事をこなしました。

特にトラブルもなく、それぞれの案件をしっかり納品していた自負がありましたが、なんと次の年の査定で評価が落とされていました。

特に思い当たるフシもなかったので、唯一あるとすれば育児休暇を取得したことくらいでした。

会社の福利厚生制度を利用し、会社もその制度の利用を推進していたにも関わらず、評価を落とされたことに怒りがおさまりませんでした。

しかし、「この会社はそういう思想なんだ」「会社を変えるのは無理」「変えれるのは未来の自分だけ」という考えに至りました。

もうこの会社には愛想がつきました。

少し前に持ち家を買ってしまった自分を呪いたいですが、この会社を選んだのも、家を購入したのも自分の責任なのでしょうがありません。

なんだか吹っ切れた気持ちになり、転職活動を本気でやろうと誓いました。

リモートワーク中心の企業を探すことにした

転職先は、昔ながらのスタイルを押し通す会社ではなく、今風の文化をきちんと取り入れている企業に絞ることにしました。

具体的には、リモートワークを推奨している会社を選びました。

このご時世にも関わらず、リモートワークができていない会社に未来はないと思っているからです。

前の会社もリモートワークを推進するという連絡は来ていましたが、整備が追いつかず、私が退職するまでけっきょく在宅勤務の実現はしませんでした。

年収はほぼ変わらず(微増)だが成果を認めてくれる会社に出会えた

大幅に年収を上げたい」というのが本音でしたが、残念ながらそれほど給料は上がりませんでした。

1ヶ月あたり2万円ちょっとで、年収だと30万弱アップした程度です。

まぁマイナスになっていないだけマシでしょうか。

ただ、今の会社は成果に応じて給料を上げてもらいやすい環境なので、次の査定ではおそらく昇給しそうな予感がしています。

評価制度が透明なおかげで、何をすれば給料が上がるのかが明確なのはありがたいです。

前職みたいに、古い考えに固執した結果、たいして能力もない人の査定を良くする『意味不明な仕組み』があると、モチベーションが下がりまくるので、本当によくないです。

転職先を探す際に利用したのはdodaです。

無料で使えて、専用のエージェント(担当者)が付いてくれるので、転職初心者でも問題なく内定をもらうことができました。

この記事を書いた人

W.I(30歳)

元・機械メーカー
東京都在住
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