転職をしようと思って、最寄りのハローワークに行ったはいいものの、まぁブラックな会社が多いこと。
切羽詰まってる人なら「ブラックだってことを知らずに、この会社に行っちゃう人も多いのでは…?」と思ったりもしました。
ハローワークに通いまくったおかげで、ブラックな求人の見分け方が身に付いたので、誰かの役に立てばと思い、ここで紹介しておきます。
ちなみに最終的にはハローワークではなく、ネットの求人(転職サイト)を使って就職先を見つけましたが、その話は後半で書きます。
元・土木作業員
仙台市在住
現在はメーカー事務
ハローワークの求人はブラックが多いという事実
ハローワークの求人はマジでブラックが多いです。
実際にハローワークへ行ったことがある人なら共感してくれると思いますが、
「え?この条件はさすがにありえなくない?」
「いやブラックすぎだろこの会社…」
といった求人票を何度も見かけました。
私が通っていたハローワークは仙台なので、他の県のハローワークががどういった求人を出しているかは知りません。
ただ、ネットの情報を見る限り、他の都道府県のハローワークもブラックなものが多そうでした。
Twitterでも、「ハローワークの求人はブラックが多い」とつぶやいてる人は多いです。
というか、いまやハロワも搾取なんだよなあ
個人的にはハローワークはブラックばかりなのでおすすめしたくないです
国の施設なので安心と言えば安心ですがそれよりもとにかく興味ある分野で働いて職歴やスキルを持つこと
段々とスキルを伸ばしてゆき、さらに良い企業へ転職すること
これが一番です— Rāhula【ラーフラ】@準備中の準備中 (@kotonoha122425) August 22, 2021
求人票の関連で連休前にハローワーク寄った際に感じたのはワイ氏の勤め先も大概にクソブラックだけどハロワに出てる求人も「お、おう……」って絶句するのゴロゴロ有ったわけで持ち家じゃないなら原チャリまして自家用車とか無理ゲーな層は確実に増えていると思う次第(゚д゚)
— ゆどーふ (@yudo_fu_c2) August 22, 2021
ハローワークにブラック企業が多い理由
どうしてハローワークにはブラック企業が多いのか?
考えられる理由はいくつかあります。
ブラック企業が多い理由
- ハローワークは基本的に求人掲載を断れない
- ハローワークは無料で掲載できる
ハローワークは基本的に求人掲載を断れない
ハローワークは、企業が求人を載せたいと言ってきた場合、基本的に断ることができません。
そのため、もしもブラック企業がハローワークに求人を載せたいと言ってきても、「ダメです」とは言えないのです。
もちろんそのブラック企業が「男女雇用機会均等法」や、「最低賃金法」「労働基準法」などの法律に違反している場合は、掲載を断ることができるようです。
無料で掲載できる
企業がハローワークで求人募集をするのは無料です。
ネットの求人で有名なリクルートエージェントや、マイナビエージェントなどは、利用者は無料で使えるいっぽうで、企業側は月額数十万円ほどの掲載料を支払わなくてはいけません。
ブラック企業はお金に対してケチであることが多いので、「無料で掲載できるハローワークで求人を出そう」と考えるのだと思われます。
もちろんネットの求人でもブラック企業はたくさんいますが、割合的にはハローワークのほうが圧倒的に多い印象でした。
ハローワークのブラック求人を見分ける方法【こんな求人票には要注意】
私がハローワークでたくさんの求人票を見たり、企業の話などを聞いたり調べたりしたところ、ブラック企業にはいくつか共通点がありました。
ブラック企業の共通点
- アットホームであることをアピールしてる
- ずっと掲載されている求人
- 急募
アットホームであることをアピールしてる
ブラック企業が求人票に掲載している内容で一番多いのが、「うちの会社はとてもアットホームな環境ですよ~^^」というものです。
アットホームな会社っていいですよね。
働くならアットホームな社で和気あいあいと働きたいです。
ですが、
「会社として他にアピールできるポイントないの?」
「アットホームって誰が言ってるの?社員にアンケート取った??」
といった疑問が浮かびます。
アットホームかどうかは会社が決めるのではなく、そこで働いている社員が決めることですよね。
アットホームを売りにしている会社ほど、ネット上で口コミを見ると、たいがい悪いことが書かれていることが多いです。
アットホームな会社で働きたいなら、「アットホームな会社ですよ」とアピールしていないところを選んだほうがいいと思います。
ずっと掲載されている求人
「あれ、この求人って半年前もなかったっけ…?」
という求人がけっこうあります。
人気がある求人ほどすぐに定員が埋まっていくので、ずっと売れ残っているような求人票に手を出すのはやめておきましょう。
急募
「人手が足りません!」と書かれている求人も、ブラック企業が多かったです。
人手が足りていないということは、その会社になんらかの不満を持って辞めていった人が大勢いるわけです。
人が会社を辞める理由の多くが、
- お金・給与面
- 人間関係
のどちらかです。
実際私も働くうえで最も重要視するのは、上記の2つです。
ですので求人票に『急募』と記載している会社は、裏を返せば「お金や人間関係が原因で辞めていった人が大勢いるので、人手が足りません」と言っているようなものです。
採用してもらえる可能性は非常に高いですが、精神を病んだり、すぐにまた転職活動をするハメになるかもしれないので、よほど切羽詰まっていない限りは選ばないほうが無難です。
ハローワークにまともな求人(ホワイト企業)はないのか?
「もしかしてハローワークにまともな求人(ホワイト企業)ってないの…?」
と思うかもしれませんが、決してそんなことはありません。
しかし、まともでホワイトな会社は、残念ながらすぐに定員が埋まってしまいます。
このご時世ですから、職を探している人は全国どこの地域にもたくさんいます。
募集定員が数人の場合、倍率は何十倍にもなってしまうので、よほど魅力的なスキルを自分自身が持っていない限りは、なかなか採用してもらえません。
「あ、ここの会社良さそうだな」と思っていた求人に応募しようとしても、すでに募集が終了していることが何度もありました。
「募集終わってる会社載せるんじゃねーよ!!」
と、心の中で何度思ったことか…。
ネット求人のほうが仕事を探すの簡単なのでは?ということに気付く
「倍率の低いホワイト求人をハローワークで探すよりも、ネット求人のほうが簡単に見つけることができるのでは?」
という事実に気付いたのは、職探しを始めてから数ヶ月経ったときのことです。
私が無知だっただけなのですが、リクルートとかマイナビのような就職サービスって、新卒だけしか使えないものだと思ってました。
ですが、調べてみたらむしろ転職向けの求人のほうが多いということを知りました。
転職を考えている人に向けたサービスは色々あり、どれも無料で使えるようでしたので、私は有名かつ評判が良かった以下の3つに登録しました。
私が利用した転職サイト
これらの転職サービスに登録することで、ハローワークにない求人情報に応募することもできましたし、プロのアドバイザーに直接面接指導をしてもらえたり、おすすめの求人を教えてもらうことができました。
最終的にdodaで紹介してもらった会社に内定をもらうことができましたが、それぞれの転職サービスによって紹介してもらえる求人は違いました。
早めに転職先を見つけたいのであれば、複数登録は絶対にしておいたほうがいいです。
もちろん最初から最後までお金はいっさいかかりませんでした。
ハローワークと転職サイトで同じ求人があるのはなぜ?
転職サイトを利用していて気付いたことがあるのですが、ハローワークに掲載されている求人が転職サイトにも掲載されていることがありました。
転職サイトに企業が求人を載せたい場合、お金を払わないと掲載することができません。
いっぽうハローワークには無料で掲載することができるので、「無料だったら念のためハローワークにも求人募集かけておこう」と考える会社が多いようです。
ハローワークと転職サイトで給料が違う?
ハローワークに掲載されている求人と、転職サイトに掲載されている求人の案内を比べてみると、同じ職種なのに給料が違うものもありました。
これは、どちらかの情報が古くなっているためです。
私の経験上、ハローワークの情報が古いことが多かったです。
ハローワーク経由で応募した結果、本来もらえるはずの給料よりも安い金額で働かせられる可能性もあるので、必ず転職サイトに掲載されている金額と比較することを忘れないようにしてください。
ぶっちゃけハローワークとネット求人はどちらがいい??
ハローワークとネット求人どちらがいいのか、についてですが、どちらも経験した私の意見を言わせてもらうと、圧倒的にネット求人(転職サイト)のほうがいいです。
理由はいくつかありますが、主に以下の部分でハローワークよりもネット求人のほうが優れていると感じました。
- ネットの求人数のほうが圧倒的に多い
- ネットだとプロのアドバイザーが無料で最後までサポートしてくれる
- ハローワークの担当者と話が合わない
- ハローワークに通うのがダルイ・面倒くさい
- ハローワークは待ち時間が長い
ネットの求人数のほうが圧倒的に多い
いざネットで求人を探してみると分かりますが、ハローワークにない好条件の求人がゴロゴロ出てきます。
もちろん行きたいところに行けない可能性もありますが、選択肢は多いにこしたことはないので、ハローワークの求人に満足していない人はネットで探してみたほうがいいと思います。
ネットだとプロのアドバイザーが無料で最後までサポートしてくれる
私が利用したネット求人は、すべて無料で使えるだけでなく、専門の担当者がいろいろアドバイスしてくれました。
- 履歴書の書き方
- 面接対策
- ブラックな会社の情報
なども聞けたので、非常に助かりました。
ハローワークの担当者と話が合わない
ちょっと偉そうに思われるかもしれませんが、私はハローワークの担当者と話が合いませんでした。
ハローワークで働いている人って、所詮公務員なんですよね。
公務員は民間企業と違って、毎月の給料が保証されてます。
なので、「職がなくて困っている人を本気で助けたい!」なんてことは少しも思っていないわけですよ。
事務的に紹介状を書いたりするだけで、こちらの話なんてまともに聞いてくれない。
心の中では「職探してんの?でも会社辞めたのは自分の責任なんだから、自分でなんとかしてよね~」とか思ってそう。
転職サイトの担当者は、転職を1件成功させるごとに企業から報酬(年収の30%-40%くらい)をもらうことができますので、一生懸命こちら側のサポートをしてくれます。
ハローワークに通うのがダルイし待ち時間も長い
家の近くにハローワークがあるならまだしも、私の場合は最寄りまで数十分かけて通わなければいけませんでした。
しかも待ち時間も長い…。
いや、仕事してないから時間はいっぱいありますよ。
ありますけど、何もすることがない待ち時間ほど苦痛なものはないです。
その点、ネットの求人は自分の好きなタイミングで探せますし、待ち時間もありません。
みんながネットで仕事先を探すようになれば、ハローワークいらないよな…と考えたりもします。
ハローワークがなくなったら、ハローワークで働いている人たちはどうなるんだろう。
まぁ公務員だからすぐに別の仕事が見つかるでしょうね。
まとめ:ハローワークの求人はブラックが多いのでネット求人に応募するのがおすすめ
まとめると、ハローワークの求人はブラックが多いです。
理由は、以下のとおり。
- ハローワークは基本的に求人掲載を断れない
- 無料で掲載できる
そして、ホワイトな会社で働きたいならネットで求人を探したほうが早いしラクです。
ハローワークにいるヤル気のない担当者よりも、無料で使えるプロのアドバイザーと一緒に就職先を探したほうが、確実に良い就職先を見つけられます。
私が利用したのは、
の3つで、最終的にdodaで紹介してもらった会社に入ることにしました。
ハローワークで職を探すのはけっこうストレスが溜まるので、もしハローワークでなかなか仕事が決まらない人は、ネットで探してみることをおすすめします。
元・土木作業員
仙台市在住
現在はメーカー事務