転職体験談

休みの日も仕事のことを考えるのが嫌だったけど会社辞めたら快適だった

休みの日も仕事のことを考えるのが嫌だったけど会社辞めたら快適だった

仕事に対する不満が募りすぎて、休みの日も仕事のことが頭から離れないようになってしまいました

休みの日なのに仕事のことを考えると、正直涙が出ることもありました

休みの日に仕事のことを考えない方法を探した結果、私の場合は会社を辞めることが一番効果的だということが分かりました。

会社を辞めてニートになったわけではなく、別の会社へ転職したのですが、環境を変えるだけでこんなにも違うのかと、自分でも驚いています。

この記事を書いた人

I.S(25歳)

元技術職
神奈川在住

仕事に対する不満

私の仕事に対する主な不満は、

  • 会社の新人教育の制度が整っていないこと
  • 残業が多いこと
  • 休みの日にまで連絡してくる客先の担当者がうっとおしいこと
  • 客先のモラハラがきつかったこと

の4つです。

私の仕事内容を交えながら解説していきます。

入社一年目は楽しかったが、異動になった二年目が辛かった

環境コンサルの会社に技術職で入社して、3年が経ちました。

もともと興味のあった職種で、1年目は大変ながらも楽しく働いていました。

ですが、2年目の初めに突然部署が異動になりました。

異動先も技術職ではありましたが、1年目の部署とは仕事内容が全く異なり、知らないことばかりで、また1からのスタートになりました。

新しい部署は人手不足だったこともあり、異動してすぐに2つの案件を担当することになりました。

周りの人はみんな忙しく、教育係をつけてもらうこともないまま、ほぼ独学で、

  • 客先対応
  • 関係自治体とのやり取り
  • 資料作り
  • 住民説明会

などをすることになりました。

わからないことがあって先輩に聞こうと思っても、私の案件について把握していないため、まずは今の状況を説明することから始まります。

しかしアドバイスをもらっても、客先の希望に答えられていない内容だったりと、話が噛みあわない事がほとんどでした。

メインの業務を私がするにしても、案件の進捗状況を共有して相談に乗ってくれるような教育係を1人つけてくれれば、もっと仕事がやりやすくなるのに、と思いました。

人手不足で新人が案件を担当するのは仕方がないと思いますが、「週1回、15分程度の打ち合わせをするだけでも、今の状況は変わると思う」と上司に伝えたにも関わらず、結局1年以上たっても改善されなかったことに、とても不満を感じました。

客先は40代~50代の男性が多かったこともあり、新人の女が担当ということに対して不満を持たれることもありました。

初対面からあからさまに嫌そうな顔をされて、私が作った資料を開いてすらくれず、一通り説明し終わったあとに「とりあえず聞きました。」と一言だけ言われて解散になったこともあります。

残業は毎月100時間を超えてるのに、支払われた残業代は40時間分だけ

私の会社はみなし残業制で、月に40時間分の残業代がついていました。

1年目は残業がほぼなかったため、特に不満はありませんでしたが、2年目に入ってから残業が一気に増えました。

毎日23時頃まで残業し、土日に出社することも増えました。

月の残業時間は100時間を超えていました。

40時間を超えた分は請求すれば払ってもらえるのかもしれませんが、上司や先輩で会社に残業代を請求している人はいなかったので、私もサービス残業になっていました。

こんなのおかしいですよね。

別の部署にいる同期は、残業が全くありません。

仕事時間は明らかに私の方が多いのに、お給料は同じ。

仕事へのモチベーションが上がらなくなってきました。

同じお給料でも毎日仕事しかしていない私と比べて、同期の方が充実した生活を送っているように感じました。

仕事のせいで自分の時間が奪われていると感じるようになり、徐々に仕事を辞めたいという気持ちが強くなってきました

休みの日にまで連絡してくる客先の担当者がうっとおしい

私が担当していた2つの案件のうち、1つは客先の担当がいわゆる熱血タイプの人でした(仮にAさんとします)。

私は仕事に対して熱意を注ぐタイプではなく、与えられた作業を粛々とこなして、仕事とプライベートはハッキリと分けたいと思っています。

ところがAさんは平日の深夜や休日にも連絡をしてくるタイプの人間でした。

無視をすることもあるのですが、休みの日に連絡がくるだけで、私にとってはストレスでした。

Aさんは、「人生の先輩として、会社の垣根を超えて私のことを成長させたい」と言ってくれていて、ありがたいことだとは思うのですが、正直ありがた迷惑以外のなにものでもありません。

休みの日も仕事のことを考えるのが嫌で嫌でしょうがない

たまに別案件で緊急の連絡が入ることがあるため、会社のスマホは電源を切ることができず、どうしてもAさんからの連絡も目に入ります。

Aさんの担当になってから、プライベートな時間も仕事のことを考える事が増えました。

Aさんと電話をすると、たいてい1時間を超えてしまいます。

金曜の21時にかかってきたときには、24時を過ぎてまで話していたこともありました。

楽しみにしていた金曜ロードショーを見ようと、スタンバイしていたのに。

しかもそのときのAさんはお酒を飲んでいたようで、仕事の話と全然関係のない話もしてきて、本当に苦痛でした。

電話を切ったあとは、自然と涙が出てきました。

翌週、上司に報告して、別の案件を担当する代わりに、「Aさんの案件から外してほしい」と頼みました。

Aさんの案件はある程度機動に乗っているから、引き継ぎも比較的楽だということもちゃんと伝えました。

しかし上司からは
大変なお客さんに当たってストレスもあるかもしれないけど、案件を一つ完遂することが自分の自信につながるから頑張ってほしい。
困ったことがあれば相談に乗るから。
と言われ、結局担当は変えてもらえませんでした。

今困っているから相談してるのに、聞くだけで何も対応してくれない上司に心底がっかりしました。

モラハラな客先にも、それを伝えても何も対応してくれない会社にも不満を感じ、私は会社を辞める決断をしました。

この会社には恩を感じていましたし、いつか元の部署に戻れる日があるかもしれない…と思って頑張っていましたが、これ以上は無理でした。

すぐに転職先を決めた

会社を辞めると決断してからは、転職先を早く決めなければと思い、転職サイトに登録をしました。

利用したのは、

の2つです。

転職サイトは無料で使えるので、もっと登録する人もいるかもしれませんが、私はとりあえず求人数の多い上記だけにしました。

どちらもエージェントと呼ばれる担当者の方が、履歴書の書き方や面接のコツなどを教えてくれるので、転職慣れをしていない私にはとても助かりました。

転職先を探す上で、『今の会社と同じような職場は絶対に嫌だ』と考えていたので、まったく違う業界も視野に入れることにしました。

残業ほぼなし(みなし残業代もなく、残業したぶんは完全支給)で、客先との取引が少ない業種を探した結果、ちょっと有名な企業が総務(主に事務)の募集をしていたので、そこに応募しました。

結果、無事に内定をもらうことができ、転職先を探し始めて1ヶ月ほどで就職活動は終了しました。

退職の意思を上司に伝えたら困っていたが、私にはもう関係ない

内定をもらった次の日に、上司に退職することを伝えました。

上司はものすごく驚いていて、「どうか今は辞めないで欲しい」と強くお願いをされましたが、

  • 内定先で働き始める日にちが決まっていること
  • 1ヶ月以上前に退職の意思を伝えれば法律的には問題ないこと
  • 今までサービス残業をさせすぎていたこと
  • 私の悩みを聞いてくれなかったこと

をちゃんと伝えたところ、しぶしぶ了承をしてくれました。

辞めると決まったら、言いにくいことも意外と言えるもんですね。

仕事とプライベートを混同させて働きたい人は、そういう職場で働ければいい。

結局前の会社を選んだのは自分なので、あまり文句を言ってもしょうがないなぁと、最近は思うようになりました。

転職してからはプライベート中に仕事のことを考えることはなくなり、今は残業もほぼないため、自分のために自由に使える時間が増えました。

辞める決断をして本当に良かったです。

この記事を書いた人

I.S(25歳)

元技術職
神奈川在住

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