転職体験談

パワハラがひどすぎたので調理師を辞めて異業種へ転職した体験談

パワハラがひどすぎたので調理師を辞めて異業種へ転職した体験談

私は半年前まで調理師として働いていましたが、職場のパワハラに我慢ができず、退職しました。

転職先は悩んだ結果、調理師ではなく現在は一般企業で働いています。

もし私と同じようにパワハラを受けている人の参考になれば幸いです。

この記事を書いた人

H.E(27歳)

元・調理師
東京都在住

上場企業の社員食堂で働いていた

私は正社員として10か月ほど上場企業の社員食堂で働いていたのですが、

  • メニュー考案
  • 発注
  • 調理作業

のすべてを一人で行わなければならず、入社してすぐの『右も左も分かっていない』状況のときから、
お前が発注しろ、おいしい料理を考えろ
と先輩社員から指示をされました。

自分で考えて発注した結果、食材が足りない、多すぎるといったことが当然のように発生してしまい、『わざと失敗させられた』ことが何度もありました。

ベテラン社員のなかには、
ほらみろ失敗しやがって
とあざけ笑っている人たちもいました。

いちいち文句を言ってくるベテラン先輩社員

半年ほどたち、業務に少しずつ慣れてきたものの、新しいメニュー考案をするのはほとんど自分で、ベテランの先輩社員はずっと同じメニューを繰り返しているだけでした。

にも関わらず、私が新しいメニューを出して評価が悪いと、そのベテラン社員は文句を言ってきました。

休み中も仕事のことを調べたりで、プライベートの時間もかなり犠牲になりました。

ひとつの救いとしては、私のこの状況を理解してくれた先輩社員がいたので、その人に助けてもらいながらなんとかやってきました。

ですがその人も忙しくなってきてしまい、後半は助けてもらうことはほぼなくなりました。

老害が多い会社

私が働いていた会社は一部上場しているのですが、体質が古く老害が発生しやすい環境でした。

社員は一人一台パソコンが支給されているのに、いまだに紙(FAX)のやりとりが主流のままで、「この制度は変えたいです」と意見しても、年配の歳を取った社員連中はパソコンが大の苦手なため、「今までのやり方がいい」と固執し、時代の流れに逆らった状況になっていました。

老害は、10年とか20年同じ部署で働いている50代の社員たちによく見られます。

その反面、若い人が多い部署はちゃんとIT化が進んでいて、以前その部署の人に「うちの社員食堂はFAXで業者とやりとりしているんです」と話したら、とても驚いていました。

そりゃそうですよね。

大きな会社の中に『老舗中小企業がポツンと置かれている』ような感じです。

同じ環境や同じ立場にいたら成長しないんだなぁ』ということがハッキリわかりました。

この会社で何も疑問を抱かずに働いていたら、私も老害になってしまうのでは…?と思うと、とても怖くなりました。

自分は老害には絶対になりたくないので、部署異動を申請しようと思っていました。

そういう制度があることを先輩から教えてもらえました。

しかし、部署異動をすることなく、私は会社を辞めることになりました。

そのきっかけとなったのは、先輩社員からのパワハラです。

先輩社員からのパワハラが悪化した

私がのちのち部署異動をしようと考えていることを、先輩社員に言うと、
そんなことは俺が許さない。
半人前のくせに生意気だ
と言われ、認めてもらえませんでした。

先輩に認められようが、認めてもらえなかろうが、関係ありません。

ですが、その日から以前にも増してパワハラが悪化し始めました。

  • 大事な連絡を共有してくれない
  • 私が作った料理を勝手に捨てる
  • してもない私のミスを上司に報告する
  • 人格否定をするような言動を何度もしてくる

私は日に日に会社に行くことが怖くなりました。

もし将来的に異動できたとしても、この先輩社員と同じ会社にいることに変わりはありません。

そう考えると身体の震えが止まらず、吐き気がしてきました。

悔しいですが、私は会社を辞める決断をしました。

最後は有給を消化して先輩社員にわざと迷惑をかけた

私が辞めることをしった先輩社員は、ニコニコしながら
どうして辞めるの~?やっぱりこの向いてなかったんじゃない~?
と言ってきて、『心底腐った人間だな』と心の底から思いました。

私が最後に有給を使って辞めることはあえて伝えず、辞める日もその先輩には普段通り接しました。

次の日、先輩は私が出社してくるであろうと思っていたのに私が来ないもんだから、携帯に何度も電話がかかってきました。

その日は本来先輩と私で回す日だったので、先輩が一人で仕事をしなければならなくなりました。

大変そうな先輩の顔を想像しながら、電話には一切出ず、有給を満喫してやりました。

ささやかな私の復讐です。

転職先はすごく迷った

会社を辞めるにあたり、転職先はすごく迷いました。

せっかく調理師免許を取ったので、飲食関連の仕事がしたい気持ちもありましたが、調理師はどうしても給料が低いです。

飲食業界最大の求人サイトであるフーズラボにも登録しましたが、年収をあげたいという気持ちが強くなってしまい、事務系などの求人を扱ってる一般転職サイトにも登録しました。

登録したのはdodaマイナビエージェントです。

平日の仕事終わりや週末のお休みを利用して、いろいろな会社の募集要項を見ました。

最終的に、調理師ではない『人材紹介サービスのスタッフ』として就職が決まりました。

今までやったことがない仕事ということで不安もありましたが、『どうせなら新しいことに挑戦してみたい』という気持ちが強くなってきたので、覚悟を決めました。

転職して今のところは平和

調理師を辞め、まったく違う業界へ転職してから半年ほど経ちますが、今のところは平和に仕事をすることができています。

やっぱり働くうえで大切なのは人間関係ですね。

これは間違いないです。

もし前職(調理師)の年収が良かったとしても、あんなパワハラをしてくる社員がいる現場で働くのは相当キツイというか無理です。

身体も精神もズタズタにされておしまいです。

パワハラをしてくる人はどの業界にもいると思うので、もし遭遇してしまったら逃げるが勝ちだと思います。

上司に相談してなんとかなるならそれが一番ですが、私のように『同じ職場にいるのがもう無理』となってしまったら、転職するという選択肢もアリだと思います。

相手を変えるのは難しい、というか無理なので、自分で働く環境を変えるしかないです。

求人サイトを眺めるだけでも、
あ、こんな仕事があるんだ
という新しい発見があるので、もし今の仕事で何かしらの悩みを持っているのであれば、気分転換にチラ見てみるのも良いと思いますよ。

私が利用した転職サイト(すべて無料)

この記事を書いた人

H.E(27歳)

元・調理師
東京都在住

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