転職体験談

転職に反対する妻の嫁ブロックがうるさいので離婚するか悩んだ

転職に反対する妻の嫁ブロックがうるさいので離婚するか悩んだ

僕は12年働いた印刷会社を辞め、IT業界へ転職をしたのですが、妻に相談したときはすごく反対されました。

いわゆる嫁ブロックというやつです。

一時は話が嚙み合わずに「(分かってもらえないなら離婚するか…)」とまで考えさせられましたが、なんとか最悪の状況は回避することができました。

この記事を書いた人

S.K(34歳)

元・印刷会社
東京都在住

転職したい理由

僕が印刷会社を辞めて転職したかった理由は、主に以下の2点です。

  • 将来性が不安
  • 今よりも給与を上げたい

将来性が不安

僕が働いていた会社は、年々売り上げが下がっているような状況でした。

IT化が進めば進むほど、紙の需要はなくなってしまうので、印刷業界は全体的に下火傾向にあります。

ピーク時に比べて、4割近く市場が縮小したというニュースもやっていましたね…。

インターネットが登場して生活が便利になった一方で、シェアが奪われていく仕事もあるということを痛感しました。

40代~50代のときに会社が倒産したら困る

今すぐ紙の需要がゼロになるわけではありませんが、10年後、20年後は今よりも業界全体が衰退しているのは、ほぼ間違いないと思います。

僕は現在34歳ですので、10年後は44歳、20年後は54歳です。

その年齢になったとき会社が倒産し、路頭に迷うことになったら…と考えると、怖くて仕方がありませんでした。

30代ならまだいくらでも潰しがききます。

転職するなら、今このタイミングがベストだ』と思いました。

今よりも給与を上げたい

転職したかった理由のもう一つは金銭面です。

以前の給料は、年収約460万円ほどでした。

東京で家族4人で暮らしていくとなると、この金額は決して良いとはいえません。

しかも先輩社員を見ていると、昇給したとしても40代で550万円ほどにしかなりません。

いやー、、、けっこう厳しいと思いませんか、、、?40代ならせめて600万円は欲しいです。

ほとんど贅沢できないですし、このままだと自分はいったいなんのために働いているのか、分からなくなってしまいます。

まぁ家族のために働いているといえばその通りですが、、、

でも、もし今よりも年収をあげれるなら、そりゃあげたいですよね。

自分の適正年収を調べてみたところ、やはり460万円は低いという結果でした。

給料を上げて今よりも良い暮らしをしてやる

そう決めました。

>>自分の適正年収を無料で検査してみる

退職したいと妻に相談したら口出しされた

将来性と金銭面が理由で転職したいということを、妻に相談しました。

無料で使える転職サービスのdodaを利用して、いくつか会社の候補をピックアップし、それらを妻に共有しました。

すると妻は「転職せずに今の仕事をこれまで通り頑張って欲しい」と、僕の転職に反対の姿勢を示しました。

嫁が僕の転職に反対をしてきた理由は、主に以下の点です。

  • 転職先は残業が多そう
  • 大手企業勤務という肩書きがなくなる
  • 一時的に今より年収が下がる

転職先は残業が多そう

僕が転職先に選んだ企業は、IT業界です。

これから先、IT業界はもっと需要が高まってくることは誰にでも予想がつくと思います。

需要がある業界で働くことで、将来性についての不安をなくせると僕は考えていました。

ただし、IT業界は忙しいというイメージが強いですよね。

これまではほぼ定時で帰れていましたが、IT業界へ転職した場合、残業が多くなる可能性があります。

子供と遊ぶ時間が減ってしまうのではと心配された

残業が増えてしまうと、子供と遊ぶ時間が減ってしまうのではないか…と妻は心配をしていました。

たしかに残業が多くなった場合は、今までと同じようにというわけにはいかなくなるでしょう。

ですが、超ブラックな会社でない限り、毎日終電まで残業して、土日も休みなく働く…なんてことにはならないはずです。

もしそんなブラックな会社だったら、さすがにすぐ辞めますし。

残業が増えたぶん、給与(残業手当)はきちんと支払われる会社を選んでいるので、ここに関しては『お金 > 子供と遊ぶ時間』という優先順位に変えてほしいと、妻に強くお願いをしました。

大手企業勤務という肩書きがなくなる

衰退しているとはいえ、僕が働いていた印刷会社は一応大手企業に属していました。

妻の感覚的には、『大手企業=安定してる』というイメージがいまだに強いようでした。

僕が転職先の候補として挙げた会社は、知名度もそれほど高くないので、妻からしたら相当不安だったようです。

あとこれは僕の憶測ですが、妻がママ友たちと話をするときに『旦那の勤め先を言いづらくなる』という心理もあったと思います。

これまでは『〇〇』という誰も知ってる会社名を言えばよかったわけですが、転職してしまうと『社名を言っても誰も分からない』ということになりかねません。

妻がそういうところを気にする性格なのは昔から知っています。

ですが、今働いている会社の将来性が不安という話をしたとおり、これから先の未来は大手企業だから安心という保証は、どこにもありません。

大手企業だろうと需要がないものは廃れていくに違いないからです。

一時的に今より年収が下がる

転職をするのは『年収を上げるため』という理由がありましたが、なにせ未経験の業界ですので、入社時の年収は400万円ほどでした。

ただ、『前職最低賃金保証』という制度?福利厚生?を導入している会社もあって、試用期間の3ヶ月が過ぎたあとは、前職と同じ給料を最低限保証してくれるようでした。

しかし一時的とはいえ、年収が下がることを妻は心配していました。

そんな妻に僕は、
試用期間が終わったら今までと同じ給料をもらえる
IT業界は年収を上げやすいから、いまよりも年収が上がる可能性もじゅうぶんにある
と伝えました。

絶対にIT業界のほうが印刷業界よりも儲かることは間違いないですし、業績に応じて給料・ボーナスが支給される企業を選んだつもりです。

会社の評判に関しては、転職会議などでもしっかりチェックし、

  • 従業員の満足度は高いか
  • サービス残業がないか
  • 給与査定は公平におこなわれているか
  • 年収は上がりやすいか

といった点は特に気を付けてみるようにしました。

嫁ブロックがあまりにしつこいので離婚するか迷った

僕がいくら説得してもなかなか嫁は納得してくれず、「(うちの嫁ブロックけっこうキツイな…)」と疲れた時期もありました。

家族を今よりも幸せにしたいと思って行動しているのに、嫁が非協力だとこちらもモヤモヤします。

僕のことをもっと理解してくれていると思ったのに、このままだと意見の相違で離婚したほうがいいのかも…と考えたりもしました。

嫁の意見を無視せずに話し合うことでなんとか回避した

とはいえ子供もいるので離婚はしたくないですし、嫁もそんなことは望んでいないハズです。

時間をかけてでも、お互いが納得した上で転職を決めたほうがいいと思ったので、嫁の意見もしっかり聞きました。

否定するのではなく、嫁の言い分も理解した上で、僕の気持ちがなるべく伝わるような形で、何度も説明しました。

最終的には嫁の同意を得ることができ、無事に転職することを認めてもらえました

30代なら未経験職へ転職も可能なので、嫁ブロックに合ってる人は頑張って!

僕と同じような理由で転職を考えている人は、このご時世だと意外と多いような気がします。

どうしても家族がいると、『独身時代に比べて気軽に転職できない』という悩みは出てきますよね。

エン・ジャパン株式会社の統計によると、嫁ブロックをされたことがある人は24%もいるようです。

嫁ブロックをされたことがある人の割合

つまり4人に1人が、嫁ブロックを受けたことがあるということになりますね…。

嫁ブロックを回避する方法は、『家族の将来についての認識を夫婦でちゃんと合わせる』ことだと思います。

今回僕が転職する際、あらためて感じました。

ちゃんと話してみれば嫁も納得してくれると思うので、嫁ブロックで悩んでる人は頑張ってください!!

今よりも良い転職先が見つかれば、嫁が不安になることも、反対することもないと思うので、まずは待遇の良い働き先を見つけることが先決だと思います。

転職サービスはどれも無料で使えますが、掲載されている求人数が少ないと正直微妙なので、なるべく以下のような実績のあるものを使うと良いですよ。

求人数の多い転職サイト(すべて無料)

この記事を書いた人

S.K(34歳)

元・印刷会社
東京都在住

© 2024 みんなの転職体験談